スクリーンキャプチャーに囲み線付きで説明テキストを添付する3分LifeHacking

資料やヘルプファイルを作成する際、スクリーンキャプチャーなどに説明テキストを付け加えたい場合がある。こうした場合に役立つソフトを紹介しよう。

» 2012年01月16日 12時30分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
元の画像。下段のボタンに説明テキストを付けたいが、この画像内には余白がないので書き込めない
「ヘルプ図の作成」を起動したところ。中央に画像ファイルをドラッグ&ドロップすると画像を開くことができる

 スクリーンキャプチャーを使って資料を作成する際、特定の個所に説明テキストを付け加えたい場合がある。例えばソフトの操作画面のスクリーンキャプチャーであれば、ボタンそれぞれの役割について説明を追加したり、自社製品を撮影した写真であれば、それぞれのパーツに機能の説明書きを付けたり、といった具合だ。

 これら説明テキストを追加する作業は、WordやPowerPointなどのツールを使うのが一般的だが、Webにアップロードするために最終的に1枚の画像に加工するといった使い方には向かない。かといっていちいち画像編集ソフトを立ち上げ、余白を作ってからテキストツールで書き込んでいくというのも面倒だ。

 こうした作業を簡単にできるのが、今回紹介するフリーソフト「ヘルプ図の作成」だ。このソフトを使えば、画像の該当個所から線を引き出し、丸囲み文字で説明テキストを記入するという作業がいとも簡単にできてしまう。完成したら1枚の画像として書き出せるので、そのままWebにアップロードしたり、メールに添付したりとさまざまな用途に利用できる。


   画像を開いたところ。下の余白は説明テキストをレイアウトするための空きスペース。説明を付けたい箇所をクリックし、余白エリアでもういちどクリック。ダイアログボックスを表示するので、説明テキストを記入して「OK」を押す

 使い方は簡単で、画像をドラッグ&ドロップして開いたのち、説明を追加する場所をクリックして引出線を付け、ダイアログボックスに従って説明テキストを入力するだけ。説明テキストを配置するための余白は自動的に追加するので、いちいち余白を設けるために画像サイズを変更するなどの手間が掛からない。もちろん、1つの画像に対して複数の説明を付けることも可能だ。


  残りのボタンも同じ要領で説明を記入し、完成した状態。説明テキストのレイアウトはテキスト量や空きスペースに応じて自動調整される

 まだβ版ということもあって、入力後の編集ができなかったり、丸囲み文字でグレー背景というフォーマットが固定だったり、引出線の太さや種類が選べないといった制限はある。だが、元画像に影響を与えないよう自動的に別名で保存できるようになっているなど、使い勝手はなかなかすぐれている。ありそうでなかったソフトだけに、今後に期待してよさそうだ。


   引出線は、直線、折れ線を指定できる。位置は自在に調整できる

フォントサイズは調整が可能。丸囲み文字でグレー背景というフォーマットは固定で変えられない
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ヘルプ図の作成 Windows 7/Vista/XP Surviveplus.net 無料

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