貼ってはがしてまた貼って――好きなノートを手帳に変える「ピーパネカレンダー」手帳2013(1/2 ページ)

今回はちょっと変わった“手帳”を紹介しよう。「気に入ったノートを手帳にしたい」そんなユーザーにオススメなのが、モリヤマ化成の「ピーパネカレンダー」だ。

» 2012年11月16日 12時10分 公開
[舘神龍彦,Business Media 誠]

 手帳に関わる悩みは、尽きることがない。レイアウトの細かな点やフォントのタイプなど言い出したらきりがない。紙質もその一つだ。仮にほかのすべての要素が納得のいくものであっても、愛用のペンと紙質の相性が悪いなんていうケースもある。

 だから、ノートを手帳として使うユーザーもいる。気に入ったノートの紙質や罫線の濃さ・太さなどを最優先し、そこに毎月のカレンダーを書いたり、ネット上にある月間タイプの自作リフィルを貼り付けたりするのだ。

 こういうユーザーに便利な製品が登場した。モリヤマ化成の「ピーパネカレンダー」である。

ピーパネカレンダーのA5タイプをA5サイズノートに貼ったところ

カレンダーを貼って、気に入ったノートを手帳に

 ピーパネカレンダーは、ノートに貼るタイプのカレンダー。構造はちょっと凝っていて、シール式のポケットの中にカレンダーが入っており、簡単に抜き差しできる。シール式ポケットを貼ったりはがしたりも比較的簡単だ。

 これをノートに組み合わせることで、気に入ったノートが手帳になるわけだ。組み合わせるのは綴じたノートに限らない。システム手帳のリフィルやルーズリーフなどと組み合わせれば、バインダーや組み合わせるリフィルの選択肢により、その自由度はもっと高くなる。

 ピーパネカレンダーのサイズは2種類あり、A5ノート用の「PC-11」が368円、B5ノート用の「PC-10」が420円となっている。

グリーティングライフ。デザインやバリエーションも豊富で、人気も高い製品だ

 シール型のカレンダーとしては、ほかに「カスタムダイアリースティッカー」(グリーティングライフ)という商品がある。これはノートに貼るタイプのシール式のカレンダーが1年分セットになった商品だ。やはり気に入ったノートを手帳として使うことができる。豊富なデザインとサイズで人気の高い商品だ。

 カスタムダイアリースティッカーを知っているユーザーにとっては、ピーパネカレンダーは新味に乏しいかもしれない。しかし、以下の2つの点が大きく違う。

ポケット部は簡単に貼り替えが可能

 まず、カレンダーがポケットから取り出せること。カレンダーそのものはエンビ製のポケットに入っている。ポケットは窓つきなので、カレンダーを入れたままで予定を書くことができる。またカレンダーを取り出すこともできるので、貼り付けたノートの任意のページと対照しながら予定を記入したり、予定を見ながらノートの部分に記入することができる。カスタムダイアリースティッカーのカレンダーはいったん貼ったらはがれにくいので、こういう使い方はできない。

 また、ピーパネカレンダーのカレンダー部分は筆記しやすい。これは裏にノリやはく離紙がないからだ。さらにポケットから取り出して、壁掛けカレンダーを参照したりといったことも可能になる。

 次に、シール型ポケットを簡単に貼ったりはがしたりできる。たとえばノートを思いがけず早く使い終わった場合でも、次のノートに簡単に貼り替えられる。実際に試してみたが、あっけないほど簡単にはがれるし、貼り直すのも簡単だ。あまり頻繁にやったり、ゴミが付いたりしなければ、十分に実用になる。「貼ってから一年以上経過してもきれいにはがすことができる」(モリヤマ化成)という。

B5版はポケット部にToDoリストを入れる手も

 B5版の方はポケットが縦に2つ並んでいるので、カレンダーは常に2枚表示されており、2カ月分を一覧できる。

 そこで応用編として、2つ並んだ下のポケットを、書類保持用などに使うこともできる。B5版用のカレンダーは、はがきと同じサイズなので、“今月の目標”やToDoリストなどをはがきサイズで用意して、下のポケットに入れておくような使い方も可能だ。

左がA5タイプ、右がB5タイプ。ポケット前面には窓があり、ポケットに入れたままでカレンダー面に記入できる。B5タイプは上下2つポケットがあり、カレンダーを縦に並べられる。下のポケットにカレンダー以外のものを入れる使い方も
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