Windowsの画面ロックに「パターン」を導入してセキュリティを強化する3分LifeHacking

フリーソフト「Eusing Maze Lock」を導入すれば、Androidでおなじみの「パターンロック」をWindowsでも利用できるようになる。ロックと同時にネットワーク接続を遮断するといった設定も可能だ。

» 2013年09月03日 09時00分 公開
[kizuki,Business Media 誠]

 Android端末ではお馴染みの画面ロック方法の1つ、パターンロック。格子状に並んだ3×3個の点をあらかじめ定めた順序でなぞることで、画面のロックが解除されるという仕組みだ。桁数が少ないパスワードに比べると強固なセキュリティとして、手持ちの端末に設定している人も多いことだろう。


   パターン設定の画面(画像左)。マウスで押しながらなぞって登録する。ちなみに点の上にアルファベットを表示させ、キーボードから解除することも可能だ。5×5個に増やして複雑なパターンを登録することもできる(画像中央)。起動条件やロック解除に失敗した際の挙動など、オプションはかなり細かい。ロック時にネットワーク接続を遮断することも可能(画像右)

 このパターンロックをWindowsでも使えるようにするフリーソフトが「Eusing Maze Lock」だ。これを導入すれば、Windowsのロックを解除しようとした際、画面上に3×3個のパターンが表示されるようになる。これらをマウスで左クリックしたままなぞることで、ロックが解除されるというわけだ。

 パターンの数は最大で5×5個まで増やすことができるので、複雑なパターンを登録することもできるほか、点をなぞった際に軌跡が表示されないようにする設定も可能だ。さらにパターンの入力を間違えた際にしばらく操作できなくしたり、アラームを鳴らしたり、PCをシャットダウンさせたりもできる。ロック時にネットワーク接続を遮断するといった付加機能も用意されている。


  実際に画面をロックしている状態(画像左)。Windows標準のロック機能を置き換えるわけではなく、独立したソフトとして動作する。マウスでなぞってパターンを入力する。下段の「Do not touch my computer!」の文章は日本語も含めて自由に書き替えられる(画像右)

 実際にはWindows標準のロック機能を置き換えるわけではなく、性格としてはやや高機能なパスワード機能付スクリーンセーバといった体裁だが、キー操作が一定時間ない場合の自動ロックにも対応するほか、タスクトレイに表示されるアイコンからすぐさまロックできるので、離席時のセキュリティ向上に重宝する。見た目重視ではあるもののなかなか使えるソフトなので、試してみてはいかがだろう。

解除に失敗した場合、しばらく操作できなくしたり、アラームを鳴らしたり、PCをシャットダウンさせることが可能
ソフト名 作者 利用料
Maze Lock Eusing Software 無料

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