「法人向けスマートフォン(仮称)」は、駅構内など騒音の大きな環境での通話や直射日光下でのメール閲覧などを想定した専用機種。法人需要の高いセキュリティ機能も重視して、富士通が開発した。
エヌ・ティ・ティ・ドコモは、「法人向けスマートフォン(仮称)」を開発し、2013年12月から2014年1月に発売する予定だ。電話やメールなどの基本機能が使いやすい専用画面が特徴で、セキュリティ面も強化する。色は黒のみで、製造メーカーは富士通。
法人向け端末として需要が高いセキュリティ機能は、指先のみでロックが解除できる「スマート指紋センサー」、パスワードの一括管理ができる「パスワードマネージャー」を採用。スマホ内のデータやmicroSDカードも暗号化できるので、紛失時やmicroSDカードを抜き取られた場合の情報漏えい対策としても役立つ。また、ドコモの法人向けセキュリティサービス「SECURITY for Biz」にも対応する。
使いやすさを重視した専用ユーザーインタフェースは、電話やメールの着信をホーム画面で確認でき、左右のスワイプ操作で履歴を表示できる。通話時には、駅構内などの騒音を検知し、自分も相手も聞き取りやすい通話音声に自動で調整する「スーパーはっきりボイス」「スーパーダブルマイク」などを状況に応じて使い分ける。また、直射日光下でも見やすく鮮やかな「WhiteMagic」ディスプレイを採用する。
なお、データ通信プランとして月額2980円のフラット型定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for ビジネス」を本機種の利用者向けに提供する。現在提供している「Xiパケ・ホーダイ ライト」(月額4935円)と比べると1955円安くなる。
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