コラム
» 2014年07月10日 10時30分 UPDATE

ICHIROYAのブログ:上司や部下とのコミュニケーション、最適なのは週に何時間?

上司や部下との距離の取り方をどうするか――。これは、すべての組織人にとって永遠の課題といえるだろう。米Leadership IQの調査によれば、週6時間がベストだというが、そのココロは?

[和田一郎,Business Media 誠]

ICHIROYAのブログとは

この記事は、「ICHIROYAのブログ」の「上司とのコミニケーションにあてる時間は1週間に6時間がベストらしい」より転載、編集しています。


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 上司との距離感は、すべての組織人にとって永遠の課題だ。

 尊敬できる人を上司に持つと、なるべく多くの時間をコミュニケーションにあてて、そのノウハウを得たいと思うだろう。

 一方、“仕事よりノミニケーション優先”という困った上司だったり、あまり尊敬できるところがない上司だったりすると、当然ながら距離を置きたくなるだろう。かといって無視するわけにもいかず、仕事上、支障が出ないくらいの距離感は保たないといけない。

 そんなことを考えていたら、Mashableというソーシャルメディアニュースサイトで興味深い記事を見つけた。

 これはLeadership IQという米企業が3万2410人の米国人とカナダ人を対象に行った、上司とのコミュニケーション時間に関する調査結果だ。

週6時間のコミュニケーションが職場を変える

 この調査結果によると、上司との最適なコミュニケーション時間は「週6時間」だという。この6時間には、直接の会話や電子メールのやりとりなど、すべてのコミュニケーションに使われた時間が含まれる。

 上司と週6時間のコミュニケーションをとる人は、週1時間しかコミュニケーションをとらない人に比べて、

  1. よりインスパイアされている人が29%
  2. より会社への参画意識が高い人が30%
  3. より革新的なアイデアを出す人が15%

多かったとのことだ。

 面白いのは、上司とコミュニケーションする時間が長ければ長いほど良いわけでもない、という点だ。週6時間以上を上司とのコミュニケーションに使う人たちは、(1)も(2)も減っていた。

 ただし、(3)については、上司とのコミュニケーション時間が11〜15時間の人たちと、20時間以上の人たちで最も多い結果となった。また(3)は、上級管理職で7〜8時間、中間管理職で9〜10時間が最も多かったそうだ。

 この結果を見る限り、革新性が求められる職場では、放任するよりもむしろ、上司と密にコミュニケーションするほうが良い結果をもたらすようである。一方、革新性がさほど重要視されない職場では、週6時間程度のコミュニケーションが最も業務パフォーマンスの向上につながるだろう。

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 この結果を上司の側に応用すると、部下のパフォーマンスを最大限に引き出すには、一般的に週6時間程度のコミュニケーションが必要ということになる。

 部下が5人いれば、「6時間×5人=30時間」が費やされる。10人もいれば60時間。「8時間労働×5日(40時間)」を基本的な労働時間とすると、その1.5倍の時間が部下とのコミュニケーションに必要になる。加えて、革新性が問われる現場では、さらに多くの時間を費やさなければならない。

 そう考えると、管理職が大変なのもうなずける。

 さて、部下であるあなたは、1週間にどれほどの時間を上司とのコミュニケーションに費やしているだろうか?

 上司であるあなたは、部下の一人ひとりと週にどのくらいの時間、コミュニケーションを図っているだろうか?

著者プロフィール:和田一郎

アンティーク・リサイクル着物を国内外へ販売する「ICHIROYA」代表。昭和34年生まれ。京都大学水産学科卒業後、大手百貨店に入社。家庭用品、販売促進部など。19年勤めたのち、2001年に自主退職して起業。現在に至る。趣味はブログ執筆


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