ロフト店員さんに聞く、おすすめスマートフォン連係文具:スマート文具サミット2013
スマートフォンと連係する文具を使ってみたい。そんな人に向けてオススメの製品を、渋谷ロフトの店員さんに聞いた。
前回の東急ハンズに続き、今回はロフトの店員さんにオススメの“スマート文具”を聞いた。ここでいうスマート文具とは、スマートフォンやタブレットと一緒に使える文房具のこと。専用のスマートフォンアプリを使って、ノートに書いた手書きメモなどのアナログデータをデジタルデータとして活用できるものを総称している。
モレスキンとのコラボモデルが人気
渋谷ロフトの店員さんがイチ押しするスマート文具は、最近入荷した(3月上旬)ばかりという「Evernoteスマートノートブック」だ。モレスキンコーナーの一番目立つ個所に置いていた。
Evernoteスマートノートブックは、モレスキンのノートに手書きした内容をEvernoteのアプリで撮影し、Evernoteの「ノート」として取り込めるもの。撮影したデータは自動で傾き補正やコントラストの調整がかかった状態で画像データとして保存できる。付属のシールを認識してタグ付けも可能だ。投稿時にはタイムスタンプや位置情報も記録できるので、普段使いのノートとしてはもちろん、ノートに書いた情報とEvernoteに登録したデータをリンクしてライフログのように使うのにも適している。
店内を案内してくれた文具売場主任・島田文子さんは「モレスキンは、それ自体で指名買いされるほど人気の商品です。それがEvernoteのようなWebサービスとコラボレーションして使い勝手が広がりました。ビジネスパーソンにも、ぜひお仕事に活用してもらえればと思います」と話していた。
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主流はやはりノートタイプ
続いては「スマート文具」の特設コーナーへ。キングジムの「SHOTNOTE(ショットノート)」、コクヨS&Tの「CamiApp(キャミアップ)」、ナカバヤシの「スマレコノート」などが置かれていた。
中でもオススメを聞くと「やはり先駆的なもので、ショットノートですね。これは指名買いしていく人も多く、スマート文具の中でも一番売れています」とのこと。ビジネス用途では、A5サイズや、カバー付きのものを選ぶ人が多いという。
「スマート文具は、普通の文具としても使えて、後からデジタル化したいと思ったときにスマートフォンでさっと撮影できる。書いた直後にはデジタル化しなくてもいい、仕事のふり幅を考えたときに、とても便利なツールだと思います。最近ではメモ帳やノートタイプだけでなく、付せんやファイルタイプのものも出ているので、利用シーンに合わせて選べるのもいいですね」(島田さん)
エレコムでは「SMAFO BUNGU」シリーズで、下敷きのような形状で紙の上に乗せて使えるスマート文具も出している。透明シートの四隅にマーカーが印刷されており、専用のスマートフォンアプリでそれを認識すると画像データとして保存できる仕組みだ
そのほか店頭には、ナカバヤシの「スマレコペン」などペンタイプのスマート文具も置いてあった。こちらについては「使い方が伝われば良さを分かってもらえるが、現状ではノートタイプのスマート文具ほどは売れていない」とのこと。
「スマート文具は最初、ビジネスユースのもが多くありました。最近では生活にリンクしたもの、例えばアルバムに貼った写真をアプリ側で連係できるナカバヤシの『ビューバム』なども出ています。日常生活の中でも便利に使えるスマート文具がこれからもっと増えれば、スマレコペンのような製品も一般に浸透していくのかなと思います」(島田さん)
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