“公言自己暗示作戦”を試してみては? 出世族の共通点銀座で学んだこと(2/3 ページ)

» 2015年08月24日 08時00分 公開
[桃谷優希ITmedia]

出世族は「有言実行」

 某会社の最年少役員のCさんは役員会で目標数字を発表するとき、難しいと思う数字でもあえて公言するそうです。そうしたらやるしかなくなる。背伸びをしているように見えるかもしれませんが、毎月の目標を達成されているそうです。

 有言実行で出世された方たちには、どのような共通点があるのでしょうか。1人でできることには限りがあると認識しているので、常に周りへのサポートを気にかけ、体制を万全に整えています。例えば、ストレスがたまった部下に息抜きをさせるのはもちろん、仕事に直接関与しない清掃の方にまで「いつもありがとう。さすが○○さんの清掃は神業だ」といった言葉をかけられています。

 「褒められてイヤな気分になる人はいないし、やり過ぎかと思うくらいに褒めるとまた次もがんばろうという気持ちになるから、怒るよりも効果的だと思う。それは自分に対しても言えることだけどね」とCさんは話してくださいました。ニュアンスは違えど、出世された方々はみな同じようなことをおっしゃいます。

 彼らの口グセは、一様に“前向き”です。ご自身や周りの人たちをとても信頼しているので、「大丈夫、どうにかなる」とピンチのときほど口に出しているように思います。長年に渡って銀座で飲めるということは、ピンチを何度でも乗り越えてきた証なのでしょう。

(写真はイメージです)

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