安藤美姫はよく批判されるのに、なぜ“売れっ子”なのか赤坂8丁目発 スポーツ246(1/4 ページ)

» 2015年12月17日 08時00分 公開
[臼北信行ITmedia]

臼北信行(うすきた・のぶゆき)氏のプロフィール:

 国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。

 野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2013年第3回まで全大会)やサッカーW杯(1998年・フランス、2002年・日韓共催、2006年・ドイツ)、五輪(2004年アテネ、2008年北京)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。


 いろいろな意味で、また注目を集めたのは間違いない。元フィギュアの世界女王・安藤美姫さんがスペイン・バルセロナで12月13日に開催されたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルのエキシビションに特別ゲストとしてサプライズ出演。今大会の男子シングルで2位となった地元スペインのスター選手で交際中のハビエル・フェルナンデスから「大切な人を紹介します」とリンクに呼ばれると、赤い艶やかなドレスに身をまといながら登場し、プロフィギュアスケーターとして華やかで妖艶な演技を見せた。

 3回転トーループこそ成功しなかったものの、ダブルアクセル(2回転半)はしっかりと着氷。大きな拍手を受けて現地の観客を魅了した様子は日本のメディアだけでなく、ひいき目抜きで地元スペインを含む諸外国メディアでも一斉に詳報された。

 ところが、母国の日本では安藤さんの一挙一動に対する世間の反応は芳しくない。特にネットユーザーたちからは事あるごとにバッシングが沸き起こる。この恋人関係にあるフェルナンデスとの共演に関しても、その大半が批判的なコメントで占められていた。中には誹謗中傷と見まがうような乱暴な書き込みまで散見していたほどだ。

 なぜ、ここまで彼女に拒否反応が起こるのか。これまで何度か当人を取材した経緯のあるライターとして、そこはどうしても気になるところだ。自分なりに検証してみたい。

なぜ、安藤さんに拒否反応が起こるのか(写真はイメージです)
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