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» 2016年02月24日 06時00分 UPDATE

すごい差別化戦略:セブン-イレブンの鈴木会長が自らドーナツを試食するホントの理由 (1/4)

コーヒーにドーナツ、金の食パンをはじめとするセブンゴールドシリーズなど、次々とヒットを繰り出すコンビニの“王者”セブン-イレブン。なぜセブンは、競合他社とは異なる新しい取り組みを先駆けて実行できるのでしょうか?

[大崎孝徳,日本実業出版社]

集中連載:すごい差別化戦略 について

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この連載は大崎孝徳著、書籍『すごい差別化戦略 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方』(日本実業出版社)から一部抜粋、再編集したものです。

 価格競争に陥らないために、いま何をすべきか?
 あの会社は、なぜ競合他社に模倣されないのか?
 セオリーどおりでは、なぜ差別化できないのか?
 競合他社を圧倒する“違い”を「どこで」「いかに」つくるのか?

模倣されない意外な理由とは!? 25の身近な事例を題材に、価格競争に陥らない、常識を突き抜けた「差別化戦略」の核心を解き明かす1冊です。


セブン-イレブンの鈴木敏文会長が自ら新商品を試食する真の理由

 どのコンビニエンスストア(以下、コンビニ)でも、最近ではオリジナルのドーナツが売り出されるようになり、まさにドーナツ戦争といえる状態です。しかし、皆さんは商品だけを見て、どれがどこのドーナツか区別できるでしょうか?

 どのドーナツも、恐ろしいほどに同質化しており、その源は確実にミスタードーナツにあります。『オールドファッション』のような一般的な商品はともかく、『ポン・デ・リング』などはミスタードーナツの商品開発のたまものですから、類似商品の開発は遠慮してあげてほしいと個人的には思いますが、生き馬の目を抜くビジネスの世界では、そんな悠長なことは言っていられないのでしょう。

 このコンビニのドーナツ戦争に火をつけたのは、セブン- イレブン(以下、セブン)です。セブンの後を追うように、他のコンビニも続々と本格的にドーナツ販売に参入しました。こうした状況を見ると、セブンおよびセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長のすごさをあらためて感じる次第です。

ks_donut9.jpg 左がセブンのチョコオールドファッション、右がミスドのチョコファッション
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