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» 2016年04月16日 08時15分 UPDATE

「真田丸」を100倍楽しむ小話:『天地人』では見せなかった直江兼続のホントの素顔 (1/2)

上杉家の直江兼続といえば、当主の上杉景勝を支えた股肱の臣として活躍しましたが、実はかなりの皮肉キャラだったようです。

[ITmedia]

「真田丸」を100倍楽しむ小話

この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら


編集部F: 「大坂編」と銘打って、先週(4月10日)の放送から『真田丸』が舞台を大坂に移しました。さっそく小日向さんの大好きな石田三成が登場しましたね! 今のところまだ嫌味なキャラクターといった感じですが、ここから真田信繁(幸村)との関係が深まっていくわけですよね。

小日向: はい、詳しくはまた別の回でお話ししようと思いますが、信繁と三成は親戚で、三成にとって信繁は義理の甥っ子にあたります。信繁の母・山手殿(ドラマでは薫さん)は宇多頼忠の娘だという説をとると、薫の妹が三成の正室・うたとなるんです。

編集部F: そんな2人とともに「義」の戦国武将と呼ばれているのが直江兼続ですね。兼続も初登場からしばらくはいけ好かない感じでしたが、だいぶ信繁と馴染んできた気がします。実際はどんな武将だったのでしょうか?

兼続が苦手なタイプだという理由は……? 兼続が苦手なタイプだという理由は……?

小日向: 実は兼続のようなタイプは苦手で、私は絶対に付き合いたくないです(笑)。

編集部F: え? そこまで言い切る理由は?

小日向: 一言でいうと、ものすごく頭の回転が速くて優秀な武将なのですが、頭の回転が速いあまり、相手が一番言われたくないような嫌味を即座に思い付くのが得意だったそうです。

 例えば、こんなエピソードがあります。あるとき、江戸城内で兼続が廊下を歩いていると、前方から伊達政宗がやって来ました。こういう場合、普通であれば挨拶したり会釈したりするわけですが、兼続は政宗とすれ違う際、目を合わせることもなく素通りしたのです。

 当然、政宗は怒り出しました。無礼だと。それを聞いた兼続が痛烈な皮肉を浴びせかけたのです。

 「何度か戦場でお目に掛かっていましたが、いつも後ろ姿しか見たことがありませんでした。今日初めて正面からお顔を拝見したわけですから気付きませんでした」と。

編集部F: ん、どういうことですか?

小日向: つまり、いつも戦場では逃げてばかりだったので、その後ろ姿しか知らないということです。

編集部F: うわぁ、これはキツイ……!

小日向: 政宗とはかなり仲が悪かったようで、ほかにも有名なエピソードがあります。

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