海の状態が変わった、今までの経験や勘が役に立たなくなった――。宮城県東松島市のカキの養殖業者から、そのような悩みの声が上がっている。これまで、長年の経験や勘によって海の状態を把握してきたが、2011年の震災後はそれが通用しなくなり、カキの収穫が思うようにいかなくなったという。今までそのようなことはなかったそうだ。
そうした中、その課題を解決するため東松島市のカキの養殖事業に参画し、“ICTブイ”の活用によって、海の見える化を進めようとしているのが、NTTドコモである。漁師の経験や勘だけに頼るのではなく、「水産業×IoT」による生産性向上を目指すという。
ICTブイは、カキの養殖、水産業をどう変えるのか。現場で指揮をとる、NTTドコモの東北復興支援室担当課長、山本圭一氏に話を聞いた。
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