鉄道と生まれ変わった宮城県女川町を旅した:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(3/3 ページ)
- 三陸縦貫鉄道が終了へ……BRT自身の観光開発に期待
東日本大震災で被災した三陸沿岸の大船渡線、気仙沼線について、大船渡市長がBRTの本復旧を了承した。沿線市町村がBRT受け入れ容認という空気感の中で、大船渡市の踏み込んだ判断が決定打となる。両路線の鉄道復活は消えた。鉄道のない町という選択、厳しい未来への挑戦が始まる。
- ローカル鉄道と地域を支える“寄付ツーリズム”のすすめ
熊本地震における南阿蘇鉄道の被害が甚大だ。その支援のため、第三セクター鉄道4社が合同で寄付金を募る復興祈念切符を販売している。南阿蘇鉄道も義援金受け入れ口座を開設した。鉄道ファンとしては参加したい。寄付から始まる特別な思いが、大きな満足となる。
- 寝台特急「北斗星」の食堂車が授かった新たな使命
2015年3月に運行を終了した寝台特急「北斗星」。その食堂車が埼玉県川口市に移設され、レストランとして開業した。鉄道ファンのオーナー社長が趣味で始めた……と思ったら違った。その背景には高齢化社会と地域貢献に対する真摯(しんし)な思いが込められている。
- それでも「鉄道が必要」──三陸鉄道に見る「三陸縦貫鉄道復活」への道と将来
東日本大震災から3年を経て、三陸鉄道が全線復旧した。鉄道以外にいくつかの手段が模索される中、今回それぞれの交通システムを体験して分かった。それでも「鉄道が必要だ」と。
- 来てよその“日”を飛び越えて――今こそ、震災復興ツーリズムのススメ
9月28日、半年続いたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」が最終回を迎えました。岩手県久慈を舞台に、東日本大震災の前後を描いたこのドラマ。ドラマを楽しんだ方にはぜひ、東北へ足を運んでほしい。被災地の「今」を、写真多めで紹介します。
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