インタビュー
» 2017年05月10日 08時00分 UPDATE

水曜インタビュー劇場(ムダ公演):閑散としていた「競輪場」に、なぜ人が集まってきたのか (1/5)

バブル崩壊後、公営レースは「氷河期」が続いていた。売上減が続いていたが、ここ数年、反転しつつある。レース場といえば、ゴミが落ちている、トイレが汚い、高齢者が多い、といったイメージがあるが、なぜ売り上げが伸びつつあるのか。その理由は……。

[土肥義則,ITmedia]

 地方自治体主催の「公営レース」(ギャンブル)に、ちょっとした異変が起きていることをご存じだろうか。

 公営レースはバブル経済崩壊後、1990年代に「氷河期」に突入。景気悪化によって財布のひもが固くなったり、娯楽が多様化したり。さまざまな要因が重なって、「廃止」に追い込まれたところも少なくない。例えば、競輪。60年の歴史があった「花月園競輪」は2010年に、中部地区を代表する「一宮競輪」は2014年に、それぞれ幕を下ろした。このほかにも、びわこ競輪、西宮競輪、甲子園競輪などが、赤字経営体質から脱却できずに撤退することに。

 そんな中で、「お役所意識」を民が変える動きが出ている。2006年度に、民間企業が運営を一括受託できるようになり、「結果」が出始めているのだ。競輪やオートレースなどの着順を撮影している「日本写真判定」は2010年に、富山競輪のマネジメント業務を携わることに。その後も、山陽オートレースや松阪競輪などを手掛け、わずか数年で黒字化を達成したのだ。

 ファンが高齢化している中で、新しい客を獲得できていない。結果、売り上げが伸び悩む。そんな施設が多い中で、なぜ日本写真判定は「再生」させることができたのか。同社の渡辺俊太郎社長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

公営レースの売り上げが、なぜ伸び始めているのか
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