「そんなのこじつけだ」と突っ込まれるかもしれないが、ここで言いたかったことは、言葉を学ぶことが健康につながる可能性があるということだ。しかも、ビジネスパーソンにとっては別の言葉が話せることは、仕事でも大きな武器になる。事実、ある試算によれば、第2言語の習得は、40年間で最大12万8000ドルの価値をもたらすと言われている。それに脳の活性化で仕事がうまく回り、健康効果なども期待できるとあれば、学習して損することはない。
英語を学ぶなら、トランプ語を見聞きすることがいいスタート地点になるかもしれない。そうすれば、トランプが巻き起こす米国の混乱ぶりと彼の迷走ぶりがもれなく学べるという、特典も付いてくるのである。
山田敏弘
ノンフィクション作家・ジャーナリスト。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト研究員を経てフリーに。
国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング