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» 2017年11月09日 07時30分 公開
[山田敏弘ITmedia]

 10月27日、個人的に好きだった新聞連載記事が終了した。米ニューヨーク・タイムズ紙の名物企画だった「コーナー・オフィス(役員室)」という週1回の連載である。

 内容は、企業の社長へのインタビューだ。Q&Aスタイルでインタビューを記事にしているのだが、質問がいつもシンプルで、質問というよりは会話の方向性を先導するような自然なものだった。記事の真ん中にはいつも社長の大きな写真が掲載されるのも印象的だった。ずっと担当していた記者のアダム・ブライアント氏は、ニューヨーク・タイムズ紙を退職し、コンサルタント企業に転職することになったという。

 ブライアント氏は、ジャーナリスト生活のうち18年にわたりニューヨーク・タイムズ紙に勤め、そのうち10年間、この連載を執筆。インタビューした社長の数は、525人に及ぶ。

 最後の記事で彼は、この525人から学んだ成功の秘けつについてまとめている。その内容は、企業内の競争を戦う日本のビジネスパーソンにとって貴重なアドバイスになりそうだ。

 本題に入る前に、ブライアント氏とこの連載について少し説明しておきたい。

525人の社長にインタビューをして、彼ら・彼女らにどのような共通点があったのか
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