相変わらず毒舌が止まらない。TBS系列の報道番組『サンデーモーニング』のコーナー「週刊御意見番」で張本勲氏が自らの発言によって、またしても視聴者やネットユーザーたちから怒りを買ってしまった。
12月10日に放送された番組内での出来事だった。大方の予想に反し、日本ハムからロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへの電撃入団を決めた大谷翔平投手の二刀流継続について「あれぐらいのバッティング、アメリカに行ったら、もう吐いて捨てるほどおるよ。力あるしね、アメリカ(のメジャーリーガー)は」とコメント。
もともと大谷に関しては投手としての力を評価し、打者との二刀流継続に異を唱えている張本氏は独特の言い回しで暗に“向こうだとキミの打撃は並以下になるから投げるほうに専念して一本化しなさい”と訴えていた。
それにしても「吐いて捨てるほどおる」は、やっぱり言い過ぎだ。この人は本当にどこまで行っても常に「上から目線」で、そのひん曲がった性格は生涯変わることがないのであろう。
ただ、この大谷の話題よりも張本節が際立ったのはイチローに関して自ら触れたときだった。シカゴ・カブスから自由契約となった上原浩治投手ら数人の日本人メジャーリーガーの去就が今オフ、未定となっていることについて司会の関口宏氏から「こういう状況を張さん、どうなんですか」と振られると「いやあ、もう(マイアミ・マーリンズとの契約が切れた)イチローが一番心配なんですけどね」と切り出すと、次のように続けた。
「おそらく向こうで契約してくれなければ、日本(球界に復帰)という選択がありますよね」と言い、関口氏から「日本に戻るという?」と聞かれると「そうそう、そうそう。戻ってほしくないわね。もう」とコメントした。
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