日常生活で欠かせないコンビニエンスストア。ふと小腹が減ったときや日用品が必要になったとき、職場などの近所にあっていろいろな商品がそろっているコンビニはとても便利な存在だ。
ただ、外が猛暑だったり寒い日はオフィスを出るのが少しおっくうになることも。昼時には客が殺到して、レジで長い行列ができることも少なくない。「オフィスの中でコンビニ並みにいろんな商品が買えたなら」。そんなニーズに応えたサービス、無人コンビニ「600」が6月18日、スタートした。
このサービスを開発・運営しているのは600(東京都渋谷区)。2017年6月に会社を設立し、18年1月から実際の企業のオフィスで試験導入。今回、正式なサービスとして展開を始めた。
無人コンビニの正体は自販機くらいの大きさの巨大な「冷蔵庫」。ただし、中に入っているのは飲み物だけでない。スナックやパン、弁当用のおかずに加え、ボールペンやハサミ、リップクリーム、何とストッキングやネクタイまである。
運営側が用意した食品・日用品は計600種類。そのうちのいくつかがケースの中に置かれている。600の久保渓社長は18日に開かれた記者会見で「コンビニでは約3000種類の商品が売られている。うちはその5分の1くらい」と説明する。飲料・食品に限らずさまざまな日用品を無人で販売する。
無人コンビニは600と契約した企業のオフィスに置かれている。無人コンビニの扉は基本的に施錠されており、オフィスにいるユーザーはまず自分のクレジットカードを扉についている端末のカードリーダーに読み込ませる。
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