車体の94%にアルミニウムを使用したほか、バッテリーパックを底面にレイアウトした低重心のボディー構造を採用。車体の前後での重量比が50:50と均等であり、36000Nm/degと高いねじり剛性を実現しており、安定性が高く車酔いしにくい乗り心地を実現した。
オプション設定されている「連続可変ダンパー付エアサスペンション」を搭載した場合は、通常時、乗降時、オフロード走行時、高速走行時の4パターンに応じて地上高を自動調整できる。
通常時の地上高は90ミリだが、乗降時に40ミリ下がり、オフロード走行時に50ミリ上がることで、乗降しやすさと走行性能を高める。時速105キロ以上で走行している場合は、10ミリ下げて空気抵抗を軽減する。
車内ドライバーが好むシート位置や温度設定をAI(人工知能)が学習する機能も持つ。スマートフォンや専用のリモートキーを持つドライバーが接近すると、Bluetooth経由で車体側が自動的に認識し、居心地がよい車内環境に自動調整するという。
コックピットには、10インチと5インチのデュアルディスプレイ「Touch Pro Duo」を搭載。いずれもタッチパネル式で、直感的な操作が可能としている。
ボディーカラーは「フォトンレッド」「ユーロホワイト」「フジホワイト」「サントリーニブラック」など12色を設定する。
発表会には、ジャガーのアンバサダーを務めるプロテニス選手の錦織圭さんも登場。「『I-PACE』を試乗したが、SUV『F-PACE』と同じくらい車内空間が広く、居心地が良かった。電気自動車ならではの走行音の小ささも印象的で、未来的な印象を受けた」などと解説し、会場を盛り上げた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング