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» 2018年10月12日 06時30分 公開

河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」:減り続ける「管理職のイス」と“死亡率”急上昇のリアル (1/5)

「管理職になりたくない」人が6割を占める調査結果が問題になっているが、管理職の椅子が減っている現状を考えれば、希望者は4割で十分。それよりも、管理職の在り方そのものを見つめ直す必要がある。

[河合薫,ITmedia]

 管理職になりたくない――。

 役職に就いていない会社員の61.1%が、管理職昇進に否定的な意見を持っていることが、厚生労働省が9月末に発表した「平成30年版 労働経済の分析(労働経済白書)」で分かりました(対象は正社員1万2355人)。

 この結果を「こりゃあ、大問題だ!」というニュアンスでマスコミは一斉に報道していましたが……。「まぁ、そうなるよね」というか、「そんなに問題にすることなのか?」というのが個人的な見解です。

 そりゃあ誰だって、責任ばかりを押し付けられ、残業手当はなくなり、横柄な年上部下の扱いに悩んでいる「上司」たちをみれば「なりたくない!」と思うはず。

 実際、調査でも昇進したくない理由を聞いたところ(複数回答)、

  • 「責任が重くなる」が71.3%
  • 「業務量が増え、長時間労働になる」が65.8%
  • 「現在の職務内容で働き続けたい」「部下を管理・指導できる自信がない」が57.7%

 と、予想通りの結果です。

 しかも、同調査では「管理職以上に昇進したい」と回答した人が4割、38.9%「も」存在する。

 大手メディアは、この結果を「38.9%にとどまった」と表現していますが、管理職のポジションが年々減らされている現状を鑑みれば、昇進意欲がある4割を教育すれば問題なし。しっかりと意欲ある人たちを教育すればいいのです。

photo 問題は「管理職になりたくない」人が多いことではない。なぜなら……(画像提供:ゲッティイメージズ)
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