中国の製薬会社で働くカントリーマネジャーは年収6200万円超え――。人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンがこんな調査結果を発表した。
同調査は日本、中国、香港、シンガポール、マレーシアを対象に1244職務の給与水準(同社実績ベース)をまとめたもの。マネジメントレベルの最大年収に関して、グローバル企業のCEOは、日本が3000万円、中国が4700万円、香港が4130万円、シンガポールが2340万円、マレーシアが4890万円となった。製薬会社のカントリーマネジャーは、順に3000万円、6270万円、3440万円、1560万円、2760万円で、中国が断トツだった。電機メーカーのCEOでも中国は6270万円だった。
部長級の最大年収では、経験10年以上の人事部長において日本がトップで3000万円。香港が2060万円、シンガポールが1970万円、マレーシアが1090万円と、日本の人事の給与水準の高さがうかがえる。
トップIT人材の最大年収で注目すべきはディープラーニングのプロジェクトマネジャーだろう。日本が1200万円、中国が1330万円、シンガポールが1260万円、マレーシアが940万円なのに対して、香港は4950万円と高額だった。
また、2018年の昇給率は日本が最も低く、回答者の46%が昇給3%以下とした。5カ国・地域の平均では3〜6%の昇給が最も多かった。その一方で、現在の給与に満足しているとの日本の回答は、前年比25%増の61%となった。
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