リテール大革命

ピーシーデポ、車両を使った移動店舗の開発に着手 地域の「デジタルよろず相談所」目指すテレワークやオンライン教室も

» 2020年12月21日 13時10分 公開
[ITmedia]

 PC専門店の「PCデポ」運営するピーシーデポコーポレーション(横浜市)は、車両型店舗「Connected Mobile Store」(仮)の開発に着手したと発表した。さまざまなデジタル技術を搭載した移動型の店舗を想定し、2021年夏の導入を目指す。

けん引型のイメージ図(出所:プレスリリース)

 移動型店舗は、車でトレーラーをけん引する形式と、車両を改造した一体型の2タイプを想定する。車両にはコンサルタントやエンジニアなどのデジタルライフプランナーが乗車し、各地域でビジネスを展開する考え。商品の購入や修理、使い方のレクチャーのほか、テレワークやオンライン授業への参加、動画の編集など「デジタルでやってみたかったこと」を実現できるスペースを目指すという。

デジタルよろず相談所を目指す(出所:プレスリリース)

 利用にはピーシーデポの有料サービスへの登録と、入会金5000円(税別)が必要となる。PCデポの既存店があるエリアから展開をはじめ、順次拡大する考え。同社は、デジタルに詳しい人や日常的に相談をする人がいない家庭などの需要を見込む。

一体型(出所:プレスリリース)

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