開発のきっかけは、同社にかかってきた一本の電話だったという。「性の悩みを抱えている生徒がおり、困っている。何か良い水着はないか?」という問い合わせだった。
担当者は「ジェンダーという他人には相談しにくい悩みについて、わざわざメーカーに直接電話してきたことに衝撃を受けた」と振り返る。その後も、同じような相談の電話が年に数回かかってきたことや、学校現場においてLGBTへの配慮を求める声が高まってきたことなどを受けて、本格的な開発に乗り出したという。
新型水着は性の悩みを抱えている生徒だけでなく、「肌の疾患が気になる」「手術跡を見せたくない」「日焼けしたくない」「体型が気になるので見せたくない」といったニーズに対応することも狙っている。
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