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水曜インタビュー劇場(昆虫食劇場):

コオロギを食べ続けて、どんなことが分かってきたのか (1/7)

コオロギやハチの幼虫などを食べる――。「虫を口の中に入れるなんて絶対に嫌」という人にはちょっと信じられないかもしれないが、昆虫を使っていかにおいしい料理をつくることができるのか、といったことを研究している人がいる。本人にインタビューした。

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 ハチの幼虫、イナゴ、カブトムシ――。

 昆虫が苦手という人は虫の名前を聞いただけで、どこかムズムズするかもしれないが、その虫を口の中に入れるとしたら……。このような話をすると、多くの人から「ギャーっ!!」といった叫び声が聞こえてきそうだが、虫を使ってレシピを研究している人がいる。高橋祐亮さんだ。

 高橋さんは2018年に東京芸大の大学院を修了し、現在はフリーのデザイナー。学生時代に昆虫食の研究を始めて、これまで料理家と30種ほどのレシピを開発している。昆虫を使って料理を研究していると聞くと、「食料問題を解決するためにがんばっているの? それともゲテモノ料理が好きなの?」と思われたかもしれないが、いずれも違う。昆虫を食材のひとつとして捉えていて、下処理をしたり、混合肉を開発したり、試食会を開いたり。まだまだ明らかにされていない謎を、まるで解き明かすことを楽しんでいるかのように虫を調理して、食べ続けているのだ。


多くの食材に部位や可食部・非可食部があるならば昆虫にもあるのではないか考え、分解しているところ(写真はすべて高橋祐亮さんが撮影)

 このように紹介すると、「高橋さんは虫が大好きなんでしょ」「小学生のころから昆虫博士だったんでしょ」と想像されたかもしれないが、実は違う。生きている虫を手でつかむことができるのは「アリ」だけ。昆虫を食べ続けているからといって、虫が好きだと思うなよ、の人である。そんな高橋さんが料理を研究して、どんなことが分かってきたのか。虫をつかむことはできるが、口に入れることができないITmedia ビジネスオンラインの土肥義則が、取材してきた。

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