ノベル、ITリソース管理製品の最新バージョンを発表

ノベルは、デスクトップ、サーバ、アプリケーションなど、ネットワークを構成するあらゆるITリソース管理プロセスを自動化する製品群の最新バージョンを発表した。

» 2004年07月29日 23時23分 公開
[ITmedia]

 ノベルは7月29日、デスクトップ、サーバ、アプリケーションなど、ネットワークを構成するあらゆるITリソース管理プロセスを自動化する「Novell ZENworks 6.5 Suite」を7月30日より出荷開始することを発表した。

 ZENworksは、従来のハードウェア/ソフトウェア単位のIT資産管理手法を廃し、ポリシーベースの統合管理を提供する製品。ディレクトリサービス技術をベースに、ITサービスをユーザーに関するポリシー情報と連携させることで、業務内容や役職に応じた適切なサービスを自動的に提供できる。

 ZENworksは、デスクトップ管理(ZENworks Desktop Management)、サーバおよびネットワーク管理(ZENworksServer Management)、ユーザーデータ管理(iFolder)、PDA管理(ZENworks Handheld Management)、Webポータルシステム(exteNd Director)の各種管理機能を統合管理製品としてまとめたもの。

 最新バージョンでは、旧Ximian RedCarpet EnterpriseのLinux管理機能(ZENworks Linux Management)が追加されたことで、各種Linuxディストリビューションのアップデートとワークステーションおよびサーバ上のソフトウェア自動集中管理を実現している。

 また、パッチソフトウェア管理機能(ZENworks Patch Management)の追加によって、セキュリティパッチやソフトウェアのバージョンアップなど頻繁に更新されるアップデートモジュールを自動的に取得し、ネットワーク中のWindowsデスクトップへの自動配布を可能としている。

 動作OSには、Windows/NetWareのほか、SUSEやRed HatなどのLinuxディストリビューションが利用可能。

 製品体系としては、すべての製品を含めたスイート製品の「ZENworks 6.5 Suite」のほか、各製品が単体で用意される。価格はオープンでライセンス販売に基づく1ユーザーライセンスから提供される。

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