Vine Linux 3.0、正式リリース

Project VineはVine Linux 3.0(i386)を正式リリースした。PPC、Alpha版も近日中にリリースされる予定。

» 2004年08月02日 23時18分 公開
[ITmedia]

 Project Vineは8月2日、コンパクトかつ安定指向で日本語対応の丁寧さでも定評のあるLinux ディストリビューション「Vine Linux」の最新バージョン「Vine Linux 3.0」(i386版)を正式リリースした。約2年ぶりのバージョンアップとなり、現在複数のFTPサイトから入手可能となっている。

 リリースされる予定のアーキテクチャは前バージョンに引き続き Intel、PowerPC、Alpha。PowerPC、Alpha版に関しては後日リリースされる予定となっている。

 主なパッケージのバージョンは、Linuxカーネル2.4.26、glibc 2.3.3、gcc 3.3.2、X.Org X11 6.7.0、Gnome 2.4、apache 1.3.31。

 Vine Linux 2.6r4からの主な変更点としては、標準印刷システムがCUPSへ変更されたほか、最小開発環境以外の開発用サブパッケージやPostgresql、Samba、FreeWnnなど一部のアプリケーションがインストールCDから削除された。

 ちなみにWindowMakerもインストールCDからは削除され、VinePlusに用意される。VinePlusにはOpenOffice.org 1.1.2、KDE 3.2.3、Apache2 2.0.50などが収録されている。

 そのほか、インストーラの修正が行われ、USBマウス/キーボードに対応するなどしている。

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