矢野経、ITSテレマティクスサービス市場は06年から本格化と予測

矢野経済研究所の予測によれば、ITSテレマティクスサービス市場は今後大きな成長を遂げ、2006年から市場は本格化、2010年には約1959億円の規模になるとみている。

» 2004年10月26日 20時55分 公開
[ITmedia]

 矢野経済研究所は10月26日、ITSテレマティクスサービス市場の予測レポートを発表した。

 これによると、国内BtoCテレマティクスサービス市場規模は、2004年において金額ベースで約222億円だが、2010年には約1959億円にまで成長するという。

BtoCテレマティクスサービス市場規模推移予測(2003〜2010年金額ベース)

 同社の予測シナリオでは、2005年の愛知万博以後、2006年から市場が本格化し、2010年に市場がブレイクすると想定。また、今後の成長要因には、国家的法案や国家的インフラ整備、通信の定額化および低額化、中国市場での動向などがかかわってくると分析している。

 具体的なBtoCサービスとしては、車両盗難防止、緊急通報、リモートメンテナンス、VICS、携帯電話向けカーナビサービス、ロードプライシング、交通渋滞予測、駐車場情報、車載メール、エージェント、車載ブロードバンドなど、また、BtoBサービスとしては、運行動態管理、出退勤管理、配車管理、インターネットITS、プローブ情報などを、例として挙げている。

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