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» 2004年11月04日 15時01分 UPDATE

日本IBM、開発ツールの新製品群をついに発表

日本アイ・ビー・エムは11月4日、「Atlantic」のコードネームで呼ばれていた開発ツールの新製品群「IBM Rational Software Development Platform」を発表した。

[西尾泰三,ITmedia]

 日本アイ・ビー・エムは11月4日、「Atlantic」のコードネームで呼ばれていた開発ツールの新製品群「IBM Rational Software Development Platform」を発表した。「今やソフトウェア開発は基幹ビジネスプロセスといえる。ビジネスとITのギャップを埋めるという課題に対するIBMの答えが集約されている」と話すのは、Rational事業部の宮橋一郎氏。製品出荷は、ダウンロード版が12月4日から、CD-ROM版が2005年1月7日からとなる。また、製品は9カ国で同時展開される。

fig1.jpg 「ソフトウェア開発は基幹ビジネスプロセス」と話す宮橋氏

 今回発表されたRational Development Platform製品群は次の7製品。

IBM Rational Web Developer for WebSphere Software

IBM Rational Application Developer for WebSphere Software

IBM Rational Software Modeler

IBM Rational Software Architect

IBM Rational Manual Tester

IBM Rational Functional Tester

IBM Rational Professional Bundle

 上記7製品の位置づけとしては、「IBM Rational Web Developer for WebSphere Software」、「IBM Rational Application Developer for WebSphere Software」がJava開発者向けツール、「IBM Rational Software Modeler」、「IBM Rational Software Architect」がソフトウェア設計者/システム・アナリスト向けモデリング・開発ツール、「IBM Rational Manual Tester」、「IBM Rational Functional Tester」がテスト担当者向けツール、そして「IBM Rational Professional Bundle」がこれらを1つにパッケージしたバンドル製品となる。

 従来は、ソフトウェア開発に携わる要求定義、設計、構築、品質検証、変更管理、プロジェクト管理などの機能は各製品として存在していたため、開発の生産性と品質の維持が阻害されていた。

 Rational Development Platform製品群では、これらの機能を、「Eclipse」の最新版である「Eclipse3.0」に統合、ソフトウェアの開発生産性および品質を向上させている。「Eclipseをベースとしたことで、ソフトを使いこなすまでの学習曲線を低くすることができる」と話すのは、Rational事業部でブランドマネージャーを務める渡辺隆氏。

製品詳細

 製品についてもう少し詳しく見ていこう。まず、「IBM Rational Web Developer for WebSphere Software」は、従来のWebSphere Studio Site Developerからの移行製品で、リッチクライアント開発のためのJava/J2EE用統合開発環境。「IBM Rational Application Developer for WebSphere Software」は、従来のWebSphere Studio Application Developerからの移行製品で、Web Developerの機能に加え、EJB (Enterprise Java Beans)やWebサービスなどのエンタープライズ向け大規模アプリケーション開発機能が追加されている。また、先日発表された「WebSphere Application Server 6.0」への高速デプロイが可能なほか、市場で高いシェアを持つWebLogicのサポートも引き続き行われる。

 「IBM Rational Software Architect」は、「IBM Rational Application Developer for WebSphere Software」と「IBM Rational Software Modeler」のスーパーセット。モデリングの標準といえるUML(Unified Modeling Language)の最新版であるUML 2.0をサポートしているほか、UMLからEJB、Java、C++への変換が可能。なお、UML 2.0のうち、組み込み分野などでよく使われるタイミング図などはサポートされていない。

 また、従来のROSEやXDEなどを使うユーザーに対しては、「UML 1系からUML 2系に移行するのはインポート機能でかなりの部分をカバーできる。また、ライセンス移行プログラムも用意する」(渡辺氏)としている。

 「IBM Rational Manual Tester」、「IBM Rational Functional Tester」はHyadesを核とした回帰テストの自動化ツール。目新しい点として、J2EEや.NETだけでなく、メインフレームで稼動するソフトウェアの回帰テストも行える。なお、「IBM Rational Functional Tester」はEclipse 3.0だけではなく、Visual Studio .NETにも統合することができ、テストスクリプトの言語仕様はVisual Basic .NETに準拠する。

 同製品群の使用料金は次のとおり。

製品名 使用料金(税別)
IBM Rational Web Developer for WebSphere Software 143,000円
IBM Rational Application Developer for WebSphere Software 572,000円
IBM Rational Software Modeler 256,700円
IBM Rational Software Architect 786,500円
IBM Rational Manual Tester 214,500円
IBM Rational Functional Tester 589,200円
IBM Rational Professional Bundle 1,001,000円

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