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2004/12/21 05:03 更新

dev blog/CMS インストールガイド:
Plone 2 (1/3)

PloneはZopeをベースとしたOSSのサーバサイドCMSツール。CMFと呼ばれるZopeのフレームワークを採用し、高度なコンテンツ管理が可能だ。

plone005.gif

画面■Ploneの管理画面


 「Plone」(プローン)を語る上で欠かせないのは「Zope」との関係だ。Zopeには、高度なコンテンツ管理システム構築のためのフレームワーク「CMF」(Content Management Framework)がある。

 CMFとは、メンバーログイン型のポータルコミュニティサイトの枠組みとツールキットを提供するものであり、コンテンツとスキンの分離、ワークフローサポートなどの機能を提供する。このZope CMFを実装したコンテンツ管理システム(CMS)のひとつが「Plone」だ。

 Ploneは高価な商用CMSに匹敵する機能を持つと言われ、ハワイ州政府、NASA、コンチネンタル航空、Computer Associates、OSDL、さらに日本でも毎日新聞社、JETROなどで採用されている。

 この記事では、Zope環境にPloneをインストールし、基本的な操作をする手順までを紹介していこう。

Ploneに必要な稼働環境

 この記事では、Unix系のサーバサイド環境を前提としており、必要な環境は次の通りだ。なお、2004年12月現在最新版のPlone 2.0.5には、Zope 2.7.3またはZope2.6.4が必要だ(推奨、Zope 2.7.3)。

  • Python 2.3.4
  • Zope 2.7.3

 PythonとZopeのディレクトリ環境は、次のようになっていることを前提としている。関連記事「Zope 2」でLinuxサーバ上に構築した環境が、すでに構築済みとする。

Python 2.3.4
/usr/local/bin/python
Zope 2.7.3(アプリケーション)
/usr/local/zope/app/Zope273
Zope 2.7.3(インスタンス)
/usr/local/zope/instance/MyZopeSite1

 さらに設定ファイルなどの詳細も、関連記事「Zope 2」を参照してほしい。

Ploneのダウンロード

 Ploneは、plone.orgのダウンロードページで入手する。

http://plone.org/downloads/

 なお、上記のダウンロードページを見ると分かるように、以下の3種類が用意されている。

1. Standalone Installers(Windows/Mac OS用)

2. Packaged formats for Linux/BSD(Linux/BSD用パッケージ)http://plone.org/downloads/

3. Plone Core(Zopeプロダクト)

 「1.」は、Windows、またはMac OS環境のパッケージだが、PythonとZope環境も同梱したオールインワンのものだ。Zope環境が構築されておらず、Zopeも含め新規にPloneを試したい場合に選択すればよい(Unix系には用意されていない)。

 「2.」は、Linux、またはBSD用のパッケージだが、パッケージは最新の内容でない場合もあり、依存関係が関わる場合があるため、慣れていない人には「3.」がおすすめだ。

 「3.」は、Zopeの機能拡張プラグイン「プロダクト」形式で配布されているPloneコア部分であり、これが「Ploneそのもの」と言える。本稿ではこれを用いる。

 上記のページからは、ネットワーク的に近いと思われるミラーサイトを選び「Plone-2.0.5.tar.gz」ファイルを入手する。

初期セットアップ手順

 ダウンロード後は、次のようにPlone-2.0.5.tar.gzを解凍しよう。lsコマンドで確認してみると、中身は次のようになっているはずだ。

$ tar zxvf Plone-2.0.5.tar.gz
$ cd Plone-2.0.5
$ ls
Archetypes
BTreeFolder2
CMFActionIcons
CMFCalendar
CMFCore
CMFDefault
CMFFormController
CMFPlone
CMFQuickInstallerTool
CMFTopic
CONTENTS.txt
DCWorkflow
Epoz
ExternalEditor
Formulator
GroupUserFolder
PlacelessTranslationService
PloneErrorReporting
PloneTranslations
README.txt
generator
validation

 なお、lsした中で「CONTENTS.txt」「README.txt」以外はディレクトリであり、そのひとつずつがZopeのプロダクトになっている(Zopeプロダクト解説についてはこちら)。つまりPloneは、多数のプロダクトからなるプロダクトスイートなのだ。そうとはいえ、ここに含まれているものすべてがPloneの部品として作られているものではない。

 それぞれの役割について解説していこう。

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