オープンソースグループ・ジャパン、CDDLを含む4ライセンスの日本語参考訳を公開

オープンソースグループ・ジャパンは、OSIがオープンソースのライセンスであることを承認しているライセンスの内、新規に4つのライセンスの日本語参考訳を公開した。この中にはサンのCDDLも含まれている。

» 2005年02月03日 17時20分 公開
[ITmedia]

 オープンソース文化の普及、啓蒙活動を推進するオープンソースグループ・ジャパンは2月3日、米国の非営利団体「Open Source Initiative」(OSI)がオープンソースのライセンスであることを承認しているライセンスの内、新規に4つのライセンスの日本語参考訳を公開した。

 OSIは、「オープンソースの定義」を定め、その定義に沿った50以上のライセンスをオープンソースだと承認している。また、オープンソースグループ・ジャパンは、GNU General Public License(GPL)やCommon Public License(CPL)などを含め、そのほとんどのオープンソースライセンスの日本語参考訳を公開、管理している。

 今回、オープンソースグループ・ジャパンが翻訳を行い、こちらのページで公開したライセンスは以下の4ライセンス。サンがOSIに提出、承認を受けた「Common Development and Distribution License」(CDDL)も含まれている。

  • Common Development and Distribution License
  • Eclipse Public License
  • Educational Community License
  • NASA Open Source Agreement 1.3

 オープンソースグループ・ジャパンが翻訳ライセンスを公開しているのは、これらの参考訳がオープンソースライセンスをよりよく理解する助けになると考えているためである。これらの翻訳ライセンスは、各ライセンスを適用したソフトウェアの頒布条件を法的に有効な形で述べたものではなく、頒布条件としてはライセンスの原文で指定されているもののみが有効であることに注意したい。

 なお、今回の翻訳に際しては、VA Linux Systems JapanのOSDN事業部とトップスタジオが協力している。

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