大塚商会と菱洋エレクトロ、フォレンジックシステム「MSIESER」に関して提携

大塚商会と菱洋エレクトロは、フォレンジックシステム「MSIESER」の販売に関して提携を結んだ。

» 2005年05月17日 19時48分 公開
[ITmedia]

 大塚商会と菱洋エレクトロは5月17日、ネットワーク上の通信をすべて記録し、後の監査や情報漏えい時の原因追及を支援するフォレンジックシステム「MSIESER」の販売に関して提携を結んだ。

 MSIESERは、三菱スペース・ソフトウエアが開発した通信パケットの記録解析装置。ネットワーク上を流れるパケットを暗号化して記録、保存し、万一情報漏えい事件やネットワーク事故などが発生した際には、原因の特定を支援するほか、裁判での証拠として活用できるようにする。また、各種ガイドラインや監査に応じた監査証跡としての利用も可能だ。

 菱洋エレクトロではこれまでも、MSIESERを用いたフォレンジックシステムの構築を手がけてきた。今回の提携に伴い、大塚商会が提供するセキュリティソリューション「OSM(Otsuka Security Management)」の中にMSIESERを組み入れ、コンサルティングや導入効果の事前検証などと組み合わせた形で提供していく。合わせて通信記録を取得、分析、保管するためのノウハウも提供する。

 両社はさらに、フォレンジックシステムを中心とした、セキュリティに関するセミナーやイベントを共同で開催していく予定だ。

 MSIESERの価格はオープンプライス(参考価格は410万円から)。5月18日より販売を開始し、初年度100セットの販売を目指す。

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