マーティン氏によると、11月7日の発表会ではBizTalk Server 2006の最終版は出荷されないが、Microsoftではβ2を当日にリリースする予定だという。
MicrosoftではBizTalk Server 2006に対応する製品として、SQL Server 2005、Visual Studio 2005およびVirtual Server 2005をサポートする予定だ。さらに、64ビット拡張機能を備えたx86プロセッサ搭載システム用のバージョンのBizTalk Server 2006も用意される。SharePoint Servicesとの連携も強化されるという。
ブラスト氏によると、BizTalkには新しいワークフローエンジンも組み込まれ、Microsoftはほかのインフラソフトウェアでもこのエンジンを利用する可能性が高いという。さらにMicrosoftは、同製品の配備/導入プロセスも簡素化する考えだ。「現状では、BizTalk Serverのセットアップは必ずしも容易ではない」とブラスト氏は話す。
マーティン氏は、BizTalk開発グループは「Windows Workflow Services」と呼ばれる一連のワークフロー技術を開発中であることを認めているが、これらのサービスがBizTalk Server 2006で利用できるかどうかは明らかにしなかった。また同氏によると、次期リリースではBizTalkアプリケーションの配備が「かなり容易になる」という。
Microsoftは、製品の発表/出荷予定を頻繁に変更したり、製品の実際のリリース時期に関して不明確なタイムフレームを設定したりすることで不評を買ってきた。例えば、Longhornのコードネームで呼ばれるWindowsデスクトップOSの次期バージョンは当初、今年にリリースされる見込みだったが、現時点では、2006年10〜12月期に出荷される予定だとされている。
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