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2005/07/25 22:13 更新


「DB以外でもゴリラになる」、オラクルのミドルウェア戦略

日本オラクルは、Fusion Middlewareを核にした製品戦略を説明した。システム事業推進本部長の三澤氏は、「ミドルウェアをまとめ上げ世に問うていく」と話した。

 「ミドルウェアをまとめ上げ世に問うていく」――日本オラクルは7月25日、Fusion Middlewareを核にした製品戦略を説明した。アプリケーションの基盤となる新アーキテクチャとして、ミドルウェア群とデータベースを統合。オープンシステムで起こっていたデータベースとアプリケーションサーバ間のアーキテクチャの「分断」を埋め、「変化への俊敏な対応」「意思決定のリアルタイム化」「セキュリティ」といった企業システムに課された課題解決を可能する。

 Fusion Middlewareは、アプリケーションサーバ上に構成するミドルウェア製品群。コンポーネントには、BPELによるインテグレーション/アイディンティティ管理/BAM/ポータル/データハブなどがマッピングされる。同社も6月にこのFusion Middlewareを利用して、「Oracle E-Business Suite」PeopleSoftやJD Edwardsといったアプリケーション製品を統合させる「プロジェクト・フュージョン」を発表している。

三澤智光氏

日本オラクル 執行役員 システム事業推進本部長の三澤智光


 システム事業推進本部長の三澤智光氏は、「データ統合とプロセス統合をいっぺんにやろうとすると、バラバラにソフトウェア製品を購入してインテーグレートしなければならなかった。メンテナンスのコストも膨らむ。アプリケーションサーバ上に統合されたFusion Middlewareであればこれら問題を解決できる」とメリットを説明した。

 Fusion Middlewareでオラクルが覇権を狙うのは、ビジネスインテリジェンス(BI)やアプリケーションサーバ、そしてコラボレーションといったエリア。BIでは、OracleデータベースとOracle Application Serverの組み合わせで、データウェアハウス、OLAP、ETL、ポータル、運用管理などといったBIに求められるすべての機能を提供できるのが売り。これに併せ、スケーラビリティとリアルタイム性、価格競争力を押し出して、まだいない市場のゴリラとして君臨したい考えだ。

 また、SOAを構築するための、XMLベースのビジネスプロセス実行言語「BPEL」のエンジンとなる「Oracle BPEL Process Manager 10.1.2」を7月25日から販売。BPELに本腰で取り組むプレーヤーとして、一気に同市場のナンバー1を目指す。

 オラクルでは、これら目標を実現に向け、Fusion Middleware専任の営業部を新設。2006年期末にはエンジニア含め現状の102人体制から126人体制へ拡大させる。北米などでは、「Fusion Middlewareの伸びは倍増ペース」と大きいため、日本でも陣容を整え、早期のキャッチアップを図るという。また、オラクルの全アーキテクチャを監視する「Oracle Enterprise Manager 10g」では、9月以降にシステムの可視化やセキュリティの機能を追加したリリース2を投入する計画もある。

[堀哲也,ITmedia]

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