ネットワールド、サーバマイグレーション作業の自動化ツール発売

ネットワールドは、OSやアプリケーション、設定、データなどシステム全体をあるサーバから別のサーバに移動させる「PowerConvert」の販売を開始した。

» 2005年07月27日 21時05分 公開
[ITmedia]

 ネットワールドは7月27日、既存のサーバのOSやアプリケーション、設定、データなどシステム全体を移動させるマイグレーションツール「PowerConvert」の販売を開始した。

 PowerConvertはカナダのPlateSpinが開発したシステム移行用ソフトウェア。これまで提供されてきた「PowerP2V」の後継製品に当たり、物理サーバとVMware ESX Server/GSX ServerやMicrosoft Virtual Server 2005で構築した仮想サーバ間でのシステム移動だけでなく、物理サーバどうしでのシステム移行が可能だ。

 ドライバ変換を含め移行時の作業を全自動で行えるため、手作業でシステム移行を行う場合に比べ、手間やダウンタイムを大幅に省くことができる。また、データ移行時にはサーバ間をピアツーピアで接続するため、移行作業用に別途ストレージなど用意する必要はない。

 さらに、SymantecやAcronisの製品で作成したバックアップイメージを、取得元と異なるサーバに復旧することも可能だ。

 ネットワールドはPowerConvertにより、サーバの統合/集約やブレードサーバへのマイグレーションを効率的に実現できるとしている。価格は機能によって異なり、仮想マシン対応版/物理マシン対応版はそれぞれ移動回数25回までの場合で45万円から、移動回数無制限のフル機能版は240万円から。

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