アイティフォーは、日本アボセントのデジタルKVMスイッチ「DSシリーズ」の新製品やIPMIプロキシアプライアンスを組み合わせた無人化オペレーションシステムを販売する。
アイティフォーは7月27日より、日本アボセントのデジタルKVMスイッチ「DSシリーズ」の新製品4機種の販売を開始した。同時に、Intelligent Platform Management Interface(IPMI)対応プロキシアプライアンスの「DSI5100」もリリースし、これら機器を組み合わせたサーバルームの無人化オペレーションシステムを提供していく。
DSシリーズは、遠隔地からIPネットワーク経由でキーボード/ビデオ(モニター)/マウスを操作できるデジタルKVMスイッチ。新機種の「DSR1030」「DSR2030」「DSR4030」および「DSR8030」は、機器のリモート操作/障害対応という基本機能に加え、システム管理者の手元のPCに接続された外付けドライブを、あたかもリモートのサーバに接続されているかのように操作できる「バーチャルメディア機能」を搭載している点が特徴だ。手元のドライブからファイルを転送したり、アプリケーション/OSのインストール、再起動などの作業を行うことができる。
またDSI5100は、遠隔地からサーバの温度や電源、ファンの状態などを監視できるIPMIに対応。これにより、リモートサーバの電源のオン/オフを制御できるほか、温度やファンの状態を監視することができる。
アイティフォーでは一連の製品を組み合わせることで、サーバルームの無人化オペレーションを実現し、セキュリティの強化と管理コストの削減を実現できるとしている。同社では、一連の新製品とVPNをはじめとするネットワーク/セキュリティ技術を組み合わせたサーバ運用/管理システムを企業やサービスプロバイダー、データセンター向けに販売していく。システムの価格は100万円からで、初年度100セット、3億円の売り上げを目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.