日本でもビジネス展開を強化するBIのマイクロストラテジー

» 2005年07月28日 18時54分 公開
[ITmedia]

 ビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアベンダーとして、米国で知名度の高いが日本ではあまり知られていないのがマイクロストラテジーだ。同社の製品は日本でも提供されているが、ほとんどがJMASや日本NCRといった大手代理店を経由して販売されている状況という。4月1日付けで、同社の日本のカントリーマネジャーに就任した今井龍二氏に話を聞いた。

以前はプロセッサなどのハードウェアを扱っていたという今井氏。マイクロストラテジーの日本における知名度アップに注力したいとしている。

 「われわれが提供するMicrostrategy 8の特徴は、キューブを生成せずに、OLAP、レポーティングなどのBIの基本機能を提供できること」と話す。独立していた機能をつなぎあわせたのではなく、コンセプトから1つの製品として設計されているとアピールする。

 また、ユーザーのクライアント側にアプレットなどの機能をダウンロードする必要がなく、サーバ側ですべて同じ内容のセキュリティ監視ができることも特徴としている。さらに、MicrosoftのOfficeのすべてのアプリケーションが、BIツールのインタフェースとしてそのまま動作することも大きな特徴となっている。実際に、業種の異なる数々の大手企業に導入され、多くのユーザーが利用しているという。

 一方で、動作環境としてもAIX、Solaris、Redhatなどの64ビットに対応しており、大量のデータにも対応できるスケーラビリティを確保したとしている。

 専業ベンダーに加えて、SAPやOracleといったアプリケーションベンダーに加え、SQL Serverの新版をリリースするMicrosoftもBIに注力すると言われており、ベンダーの動向にも注目が集まる。

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