Symantecのバックアップソフト「Backup Exec 10d」正式リリース

Symantecはディスクベースのバックアップ製品「Backup Exec 10d」(コードネームPanther)を発表した。テープベースの製品に比べた優位性を強調している。

» 2005年09月28日 08時15分 公開
[ITmedia]

 米Symantecは9月27日、Windows Server向けのバックアップソフト「Backup Exec 10d」と、これを補完するシステム復旧ソフトの新版「LiveState Recovery Suite 6.0」を発表した。

 Backup Exec 10dは6月にPantherのコードネームでパブリックβがリリースされ、これまでに1万5000件以上がダウンロードされた。

 従来のバックアップ製品では特定の時間帯にバックアップを行う必要があり、テープを使ったバックアップ作業は複雑で管理コストもかさみがちだったとSymantecは指摘。これに対し、Backup Exec 10dでは純粋なディスク技術を使って継続的にファイルを保護。管理が簡素化されITリソースが解放されるとともに、バックアップと復元が高速化され、複数サーバの同時バックアップも可能になるとしている。

 エンドユーザーは、破損したり上書きしてしまったファイルをWebブラウザ経由で簡単に復元でき、データの取得はWindowsセキュリティで保護される。

 一方、LiveState Recovery Suite 6.0では、Windowsサーバやデスクトップで障害が発生した場合に、同じ仕様のハードがなくても別のWindowsサーバやデスクトップで復旧できる。

 Backup Exec 10dは10月10日に発売予定で価格は795ドルから。保護対象となるファイルサーバ1台ごとにContinuous Protection Agent(295ドル)を購入する必要がある。LiveState Recovery Advanced Server Suite 6.0は1695ドルで9月中に発売予定。

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