ソフトウェア構成管理スイートを提供する米Serena Softwareの日本支社は10月に、Serena ChangeMan Professional 9.1 日本語版(セレナ Pro 9)をリリースした。これは、同社が提供するバージョン管理、案件管理、ビルド管理ソフトウェアの最新版。Professional 8に搭載されていたTrackerを強化した「Team Track」を組み込むことで、ソフトウェア開発のすべてのライフサイクルを支援する。
ソフトウェア開発における開発速度は加速しており、また、「オフショア開発」に代表されるように、拠点が世界各地に分散する傾向がある。そのため、ソフトウェア開発者や責任者は、開発案件やプロセス管理だけでなく、ソフトウェアの品質確保、納期や予算に沿ったアプリケーション開発を実施する必要が出てきている。
そこで、セレナ Pro 9は、地理的に離れた場所で作業するチーム間の連絡や共同作業を支援する機能が追加されているという。また、最大の強化ポイントはTeam Trackの導入だ。
Team Track 6.3は以前のバージョンであるTracker 8.0と比較して、ワークフローを基準とした多階層構造になっている。また、電子メールによる案件提出、マルチプラットフォームに対応しており、コンセプトからデザイン、ビルド、テスト、サービス保守というサイクル全体にわたって、変更管理の観点でユーザーを支援するという。
また、Visual Studio .NETやEclipseベースのIDEとのインタフェースも取れることも特徴。開発者はそれぞれが望む環境で作業を行いながら、へ項を自動的にプロジェクトのデータベースに反映させて、ほかのツールとの連携を図ることができる。結果として、開発チーム全体の生産性を向上できるとしている。
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