住商情報システムとニッセイ情報テクノロジーがmySAP ERPの「保険会計テンプレート」を完成させ、12月から本格販売を開始する。日本の保険会社における会計システムの標準を目指す。
住商情報システムとニッセイ情報テクノロジーは11月21日、SAPジャパンのソリューションを活用した「保険会計テンプレート」の開発を完了し、12月1日(木)から販売開始することを明らかにした。
保険業界は、保険契約者による選別強化の中、大幅なコスト削減が求められているだけでなく、業界再編や営業拠点の統廃合、グローバル化、決算の早期化、国際会計基準の導入など、外部環境の変化も激しく、基幹業務システムの再構築が求められている。
また、金融機関の会計業務においては、関係省庁の通達などに準拠した日本固有の会計システムが必要とされているのは言うまでもない。
こうした背景から、住商情報システムとニッセイ情報テクノロジーの2社は、SAPジャパンのERPソリューション「mySAP ERP」を活用、日本の保険会社における会計システムの標準を目指し、「保険会計テンプレート」を開発した。ニッセイ情報テクノロジーの有する保険業務および保険会計に関する豊富なノウハウと、住商情報システムの有する会計システムの知識および構築技術をmySAP ERPの財務会計・管理会計モジュールに織り込んだという。
保険会計テンプレートの特徴は以下のとおり。
なお価格は、管理会計テンプレートと財務会計テンプレートがあり、どちらも5000万円からとなっている(導入支援費用含む)。
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