「マルイのカード」の顧客情報はこうして守る! M&Cシステムが発表

M&Cシステムは、丸井のクレジットカード会員の顧客情報漏えいを防ぐための対策として、日本SGIのソリューションを選択したことを明らかにした。

» 2005年11月21日 14時00分 公開
[ITmedia]

 エムアンドシーシステム(M&Cシステム)は11月21日、「赤いカード」で知られる丸井のクレジットカードの顧客情報の漏えい対策を発表した。

 同社は、日本で最初にクレジットカードを発行した丸井のシステム部門が分社化したもの。コンピューター処理やオンラインPOSシステムをいち早く導入するなど、情報システム面で国内の流通業界をリードしてきた。

 同社では、企業の情報漏洩事故が社会問題化している現状をふまえ、顧客情報セキュリティの強化を決定、最新のデータベース・セキュリティ・ソリューションとして日本SGIが提案する「IPLocks」を導入することを決めた。

 IPLocksはOracle、 Microsoft SQL Server、DB2など、複数データベースの同時監視が可能で、DBMSのバージョンに依存せず100%の監査ログ取得が行えるソフトウェアで、IPLocksの正規代理店でもある日本SGIは、BS7799/ISMS構築支援コンサルティングおよび情報漏えい対策ソリューション体系として「Whistle-blower」シリーズを提供している。今回M&Cシステムに導入されたのは、IPLocksをエンジンとして搭載した「Whisle-blower for DB」

 今回の導入では、トランザクション量の分析からISMSの考え方を中核に据えた監視ポリシーの策定や運用にいたるインプリメンテーションおよびシステムの設置・構築サービスを、約3カ月で構築している。

 M&Cシステムでは今後、自社のデータセンターで稼働中の各種サーバ群に対しても、IPLocksの導入を予定している。

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