PGP製品群が日本語化、個人情報保護法対応も

米PGPは、GUIの日本語化や個人情報保護法対応を図った暗号化ソフトの新バージョン「PGP Desktop 9.0.3」「PGP Universal 2.0.3」および「PGP Command Line 9.0.3」をリリースした。

» 2005年12月12日 17時59分 公開
[ITmedia]

 米PGPは12月12日、日本語対応を図った暗号化ソフトの新バージョン「PGP Desktop 9.0.3」「PGP Universal 2.0.3」および「PGP Command Line 9.0.3」をリリースした。

 PGP Desktopはファイルやメール、ディスク全体の暗号化を行えるデスクトップ向けのセキュリティ製品。PGP Universalは、サーバ側でメールの暗号化/復号化を実施するツールで、ウイルス対策製品やコンテンツセキュリティ製品との共存が可能だ。またPGP Command Lineは、サーバ側でのバッチ処理などを対象としたコマンドライン版の製品である。

 新バージョンでは、ユーザーインタフェースが日本語化されたほか、日本語のオンラインヘルプ/ユーザーマニュアルが同梱された。また、個人情報保護法への対応を図るための機能が強化されたという。

 PGP Desktop 9.0.3では、これまで提供してきたメールやディスクの暗号化保護機能に加え、AOL Instant Messenger(AIM)のセッションを保護する「PGPセキュアメッセンジャー」やファイルを復元できない形で削除する「PGPシュレッダー」といった機能が追加された。また、集中管理機能を備えたPGP Universal 2.0.3でも、ZIP形式の圧縮ファイルやインスタントメッセージの暗号化がサポートされたほか、シュレッダー機能の搭載、FTPやバッチ機能との連携などが可能という。

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