サンが「Sun Ray キャンペーン 2006」展開へ、個人情報保護の切り札として売り込む

サンが「Sun Rayキャンペーン 2006」を2006年1月6日から5月末まで展開する。20万円以下で手軽に評価できる「Sun Ray スタートパック・ミニ」も新たに追加する。

» 2005年12月21日 12時11分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは12月21日、同社のシンクライアントである「Sun Ray Ultra-Thin Client」をより導入しやすくすべく、Sun Rayに必要となるハードウェアやソフトウェアをすぐに使えるパッケージとして提供する「Sun Rayキャンペーン 2006」を2006年1月6日から5月末まで展開することを明らかにした。

 1999年にリリースされたSun Rayは、ハードディスクはもとより、汎用CPUやOSも搭載しておらず、ユーザーの環境はすべてサーバ側で管理する。官公庁や教育機関、金融機関など、さまざまな分野で導入・検討が進んでいるといわれ、数百台規模の導入実績もあるという。

 米海軍第2艦隊旗艦のマウントホイットニー上で2002年に行われた実証試験も成功し、米海軍は全海上艦船にSun Ray配備を進めている。併せてセキュアなTrusted Solarisも採用されているという。

 同キャンペーンでは、今年初めから提供してきた「Sun Rayスタートパック」に含まれるソフトウェアのアップデートを図るほか、手軽にSun Rayを評価できるよう20万円以下の価格でSun Rayシステムを提供する「Sun Ray スタートパック・ミニ」も新たに追加した。

 サンでは同キャンペーンの展開により、個人情報保護法対策、環境保護対策、コンプライアンス(法令遵守)のための内部統制といった、企業が直面している重要課題の解決策として、Sun Rayをさらに売り込んでいきたいとしている。

 キャンペーン価格は以下のとおり。

  • 「Sun Ray スタートパック 1」 128万円(端末20台の構成:1台当たり6万4000円)
  • 「Sun Ray スタートパック 2」 316万円(端末20台の構成:端末1台当たり15万8000円)
  • 「Sun Ray スタートパック・ミニ」 19万8000円(端末2台の構成:端末1台当たり9万9000円)

 なお、スタートパック 1およびスタートパック・ミニにはモニタは含まれていない。

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