ネットワーク経由の情報漏えいを監視――マクニカネットワークスの新アプライアンス

マクニカネットワークスは、米Code Green Networksが開発した情報漏えい監視システム「CI Appliance」を3月から販売すると発表した。ネットワーク上に流れるコンテンツをリアルタイムに監視し、情報漏えいを防止するアプライアンス製品。

» 2006年01月31日 15時20分 公開
[ITmedia]

 マクニカネットワークスは1月31日、米Code Green Networksが開発した情報漏えい監視システム「CI Appliance」を3月から販売すると発表した。

 CI Applianceは、ネットワーク上に流れるコンテンツをリアルタイムに監視し、情報漏えいを防止するアプライアンス製品。マルチプロトコル・マルチ言語に対応しており、電子メールや掲示板へのポスト、P2Pソフトなどを通じて、機密情報が社内ネットワーク外に流出することを防ぐ。

CI Appliance CI Appliance

 コンテンツの検査には、独自のディープコンテンツフィンガープリント技術を利用する。ゲートウェイに設置されたCI Applianceがリアルタイムにコンテンツをフィンガープリントし、あらかじめデータベースに登録された機密情報のフィンガープリントと比較して漏えいを検知する。事象を検知すると、ポリシーに基づいてアラートやログ取得などの動作を行う。対応できるアプリケーションファイルフォーマットは、370種類以上としている。マクニカネットワークスによると、次期バージョンでは、送信を停止させる機能も搭載する。

 個人情報保護法の施行をきっかけにして、ISMSを取得した企業は1200社以上に上っているが、まだ情報資産の保全のためにコンテンツモニタリングなどの仕組みを持っていない企業が多い。マクニカネットワークスでは、これら企業や、今後法制化されるとみられる日本版SOX法対策としてCI Applianceを売り込む。

 価格は、1984万5000円からとなっている。

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