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» 2006年04月10日 18時16分 UPDATE

7分で分かる3月のブログ界 (1/8)

3月は各サービスで機能拡張に伴うトラブルが目立った。その背後にはスパム問題への対処が大きくかかわっている。一方、ブログからSNSサービスへの参入、ケータイ機能の強化など、新しい動きも各社で急務へ。ブログを軸とした企業再編まで起きている。

[森川拓男,ITmedia]

 3月のブログ界は、「トラブル」が一つのキーワードだったといっても過言ではない。新しいことを始めようという動きの中で、そのトラブルは起きた。果たしてそれは、防ぐことはできなかったのだろうか? また、大手サービスのSNS参入など、新たな動きも見られた。3月のブログ界の動向を振り返りたい。

新入社員は「ブログ型」

 ブログが、一般のメディア――テレビ、新聞、雑誌など――で取り上げられる機会が増えてきた。4月7日には、ブログ女王とも称される眞鍋かをりさんが司会の、その名も「ブログの女王」という番組がスタートした(テレビ東京系、毎週金曜日深夜1時30分〜)。また、国会議員のブログがTV報道で引用されるケースもあるなど、「ブログ」という言葉の説明もなく使われている。

 そんな中、財団法人 社会経済生産性本部は3月28日、平成18年度の新入社員タイプを「ブログ型」と発表した(関連リンク)。これは、昭和48年度以来、毎年4月の新卒入社者の特徴を検討してタイプの命名を行っているものだ。

 「ブログ型」というのは、「表面は従順だが、さまざまな思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じて大胆に自己主張する。繊細な感受性とブログ的なネットワーク力に優れるが、PCを前に語ることだけに止まる傾向もある」と定義している。今年の新入社員だけがそうなのか分からないが、これは意外と多くのアクティブブロガーに当てはまることだろうか。最後のくだりだけは、改善したいところかもしれない。

 また3月29日には、日本ブログ大賞プロジェクト主催の「日本ブログ大賞2006」が受賞ブログを発表した。2005年は大賞を1つに絞りきれなかったが、今年の読者大賞には「きっこのブログ」が選出された。ほかにも、「デザイン大賞」など14部門の大賞も選ばれている。

3月はとにかくトラブルが目立ってしまった

 ブログサービスにトラブルは付き物である――思わず、こういう前置きをしたくなるくらい、トラブル報告のない月はない。それは何も、ブログに限らないが、ことブログサービスでは顕著のような気がする。

 もちろん、サービス提供会社もトラブルを起こしたくて起こしているわけではないはずだ。トラブルなくスムーズに運営し、ユーザーに快適に利用してもらいたい――しかし、いつも同じようなトラブルが起きるのは、ユーザー数とスパム対処具合、システム運用環境のバランスが合ってないからだろうか。

 3月は、大手サービス2社の大幅アップデートと、それに伴うトラブルが報道された。

 まずは、3月6日に実施された「ヤプログ」(関連記事)、ついで3月28日に行われた「ココログ」(関連記事)の大規模バージョンアップに伴うメンテナンスである。

 「ヤプログ」の場合は、機能アップのほかに有料版の提供開始、「ココログ」では先に提供開始された「ココログフリー」とのバランスを取るための機能アップが目玉だった。それぞれ、メンテナンス前に予告をし、大幅に変わることをアナウンスしている。力も入っていた。しかし、メンテナンス時間は予定を延長しながらも、無事に完了したはず……だった。

 ところが、再開後からトラブル報告が相次ぐ。

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