7分で分かる3月のブログ界(6/8 ページ)

» 2006年04月10日 18時16分 公開
[森川拓男,ITmedia]

 「gooブログ」は3月6日、ケータイからの機能強化を実施(関連記事)、30日には「goo RSSリーダー」ケータイ版において、NTTドコモのiアプリ以外のキャリアからも利用可能にする(関連記事)など、明らかにケータイからの利用者拡大を狙っている。

 ネクソンジャパンが提供するSNSとブログの機能を兼ねそろえたアバターコミュニケーションサイト「アイピ」は3月9日11時より、ケータイからの接続を可能にする「アイピモバイル」サービスを開始した(関連記事)

 マイクロソフトのブログサービス「MSNスペース」は3月10日、ブログ内の好みの場所にRSSフィードを読み込むコンテンツモジュールと、「QRコード」のコンテンツモジュールの追加に加え、フォトアルバムのケータイ対応を実施し、ケータイからの利便性を高めた(関連記事)

 シーサーのブログサービス「Seesaaブログ」は3月13日、モブログで投稿された画像をピックアップして、PCのポータルトップ画面に表示する「ポータルのモブログ画像」を追加した(関連記事)

 富士フイルムイメージテックは3月27日、画像コミュニケーションサイト「イメぴた+」に新機能を追加し、ケータイで撮った写真をフォトダイアリーとして公開できるブログサイトとしてサービスを開始した(関連記事)

 サイドフィードは3月29日、サーバインストール型のRSSリーダー「フレッシュリーダー モバイル版」(β版)を公開した(関連記事)

 これらを見ると、大きく分けて3つの傾向が見られる。1つはケータイからの接続、2つ目はケータイでのRSS対応、そして3つ目がモブログ画像に関する機能強化だ。

 これまで、ケータイでのブログ利用は、単に閲覧することが主体だったが、ケータイサイト数の底上げも図り徐々に投稿や管理機能の実装へもシフトしている。しかし、いくら高解像度になってきたとはいえ、PCよりもはるかに小さい画面からは相当な苦労がうかがい知れる。今後、ケータイへの機能強化を行う傾向が進んでいくのは間違いないが、それが日本のWebにどのような変化をもたらすのか、注目だ。

画像と動画はブログの主流になるのか

 日本でブログが流行したのは、それ以前に日記サービスが定着していたからだとも言われる。日記サービスで書いていた個人的な日記を、ブログという場に移行しただけだとも言えるだろう。

 よく、ブロガーがジャーナリズムになるか否かという話題があるが、ほとんどの日本人ブロガーはジャーナリズムを意識していないだろう。それが良いか悪いかなどは、誰も限定できないはずだ。

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