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» 2006年05月15日 21時28分 公開

アビーム、東京地下鉄の経理システムをmySAP ERPを中核に1年で構築

アビームコンサルティングとSAPジャパンは、東京地下鉄の経理システム「M'ips」の構築を完了し、安定稼働していることを明らかにした。

[ITmedia]

 アビームコンサルティングとSAPジャパンは5月15日、東京地下鉄の経理システム「M'ips」(Metro Integration Processing System:東京メトロの統合化された情報システム)の構築を完了し、安定稼働していることを明らかにした。東京地下鉄では、完全民営化を行う上で民間企業に求められる経営管理基盤の確立のため、全社システムおよび業務の早急な再構築が急務となっていた。そこで、アビームが経理財務、購買在庫、工事管理、資産管理の広範囲にわたる基幹系システムを基盤に業務の全面刷新を実現したとしている。およそ1年あまりという短期導入が実現した。

 今回のシステム構築においては、経理財務部門に決算の早期化、予算編成と執行管理の高度化、業務のスリム化が求められた。また、購買在庫部門には、購買在庫管理業務の効率化とスピードアップ(見積依頼・回答の電子化を含む)、工事管理部門には工事管理業務の高度化、効率化(重複作業の廃止)、資産管理部門には固定資産管理業務の効率化、減損会計への対応などが要件として求められた。

 安定稼働が確認されたM'ipsは、SAPジャパンの「mySAP ERP」をベースに、アビームの「ABeam鉄道業会計ソリューション」を適用したもの。エンドユーザー数は約850名に上る。特に、「ABeam鉄道業会計ソリューション」の持つ各種定義書、設計書、プログラムなどを活用することで、広範囲な業務領域において短期間かつ経済的なシステムおよび業務の再構築が実現したとしている。

 アビームは基本設計段階からプロジェクト全般を支援し、業務改革の支援、設計、開発、テスト、データ移行、技術基盤構築などにわたる作業請負を行い、計画通りにプロジェクトを推進したという。プロジェクト全体の規模は、ピーク時で東京地下鉄の財務部、計画管理部、管財部と情報システム部などから約50名、アビーム コンサルティングから約100名が関与した。

 また、現在アビームは東京地下鉄の人事システムの再構築も支援している。こちらは来春の稼働を予定しているという。

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