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» 2006年05月17日 09時01分 UPDATE

2006 JavaOne Conference:Web 2.0を追い風に、Javaはオープンソースへ歩み寄り (1/2)

Sunは、商用ベンダーの中でもオープンソースとの協調に絶妙さを誇っているといえるだろう。2006 JavaOne Conference開催初日の基調講演では、そう印象付けるにふさわしい幾つものデモが連なり、EoDの延長線上にWeb 2.0を見せた。

[木田佳克,ITmedia]

 西海岸のさわやかな風が駆け抜ける中、米国サンフランシスコのモスコーニセンターで、年次カンファレンスとなっているJavaの祭典「2006 JavaOne Conference」が開幕した(現地時間で5月16〜19日まで)。

 初日の基調講演には、既報のように4月24日付けでCEOに就任したジョナサン・シュワルツ社長兼CEOが登壇した。

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 午前中で約2時間の基調講演となったが、その中でキーワードとなったのは、NetBeans 5.5、Java EE 5、JREコンパチビリティー、コミュニティー、オープンソース、Web 2.0、Ajaxだ。

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 開催前からJRE (JDK) の再配布ライセンス、そして1年以上前からJavaのオープンソース化についてが問われたが、基調講演後には記者会見も行われた(関連記事)

 講演内では、先ごろRed Hatによる買収でも話題となった、米JBossのマーク・フルーリー社長兼CEOが招かれ、NetBeansとの親和性をアピールした。すでに、SunにおけるライセンスのJRL(Java Research License)やJIUL(Java Internal Use License)、JDL(Java Distribution License)ではオープンソースに“近い”ものとなっているが(関連記事)、Java EE 5を機に、そして既報のようにJCP(Java Community Process)認可も相まってカンファレンスで強調された形だ。

 またシュワルツ氏は、iTunes携帯電話として、2006 Duke's Choice AwardsのBest Music Phoneを受賞した「SLVR with iTunes」を紹介(関連リンク)。米Motorolaのエド・ザンダーCEOを招いた。

 PDAにおけるJavaの躍進といえば国内のNTTドコモが先行していたが、米国でもメジャーなものへとなりつつある。基調講演内では、司会を担ったテクノロジーリーダーであるジョン・ゲージ氏からも、SavaJeの携帯電話についての紹介があり、こちらは来場者へのスペシャルモデルとして披露されていた。インタフェースに、JavaでGUIを実現するパッケージのSwingが利用されていることはもちろん、JSR 209がサポートされていることでも知られている。紹介されたスペシャルモデルには、米Sunでフェローのジェームズ・ゴスリング氏によるDukeアニメーションの待ち受け画面などが特典になったものだった。

JavaはAjax相乗でビジュアルへ

 シュワルツ社長兼CEOの登壇に続き、ジェフ・ジャクソン上級副社長からは、Java EE 5について、そしてAjaxとのかかわりが紹介された。

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