IDCによれば、日本を除くアジア太平洋地域内でアウトソーシングに費やされる金額は、今年100億ドルを突破する見通し。2010年には160億6000万ドルに達するとIDCは予想している。
調査会社IDCが6月22日発表した調査によると、日本を除くアジア太平洋地域のITアウトソーシング市場は、今年同地域内でアウトソーシングに費やされる金額が100億ドルを突破する見通しだ。
この市場は2005年の95億8000万ドルから、年率10.9%の伸びを示し、2010年には160億6000万ドルに達するとIDCは予想している。
今後5年間もインドと中国が急成長を続け、2005年から2010年にかけてインドは19%、中国は31%の伸びとなる見通しだが、2010年の時点でも完全に成熟した市場にはならないと予想。一方、オーストラリアとニュージーランドはこの地域で最も成熟したアウトソーシング市場だと指摘している。
シンガポールと香港は拡大の余地が限られているため飽和状態になりそうだが、契約更新や拡大のチャンスはあると分析している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.