調査会社Gartnerが4月26日発表した統計によると、2005年のアウトソーシング市場は大型契約の件数が減少したが、今後は小型案件が増えて市場は引き続き成長する見通しだ。
複数のサービス提供企業を利用するマルチソーシング契約指向が強まる中、サービス提供企業が1社で大型案件を獲得するケースは減少。2005年は10億ドル以上の契約が11件となり、2004年の12件、2003年の16件と比べて減少した。
契約期間も短期化する傾向にあり、ITアウトソーシングの平均契約期間は2003年から2005年にかけて6.2年から5.3年に縮小、ビジネスプロセスアウトソーシングは5.5年から4.8年に縮小している。
1件当たりの契約金額は減少が続いている半面、契約の件数は増加してアウトソーシングの市場規模は2004年から2009年にかけて7.3%拡大するとGartnerは予想。2006年はITアウトソーシングが5.1%増、ビジネスプロセスアウトソーシングは8.7%の増加を見込んでいる。
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