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» 2006年06月29日 07時00分 UPDATE

Upgrade AdvisorとロゴプログラムでVistaとの付き合い方を判断 (1/3)

Windows Vista Upgrade Advisorツールと新しいWindowsロゴプログラムは、顧客がWindows Vistaに対応する製品を見つけるのに役立ちそうだ。しかし、すべての利用シナリオをカバーしているわけではない。

[Michael Cherry,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 Windows Vista Upgrade Advisorツールと新しいWindowsロゴプログラムは、顧客が現在使用中のハードウェアでWindows Vistaが動作するかどうかを判断したり、Vistaのすべての機能を利用できる新しいコンピュータや周辺機器を購入するのに役立つ。だが、このツールは現在β段階にあり、Windows Vistaのリリースまでの間に継続的にアップデートされる見通しであるほか、すべての利用シナリオをカバーしているわけではない。また、ハードウェアロゴプログラムは、パートナーや顧客を混乱させるかもしれない。

Windows Vista Upgrade Advisorのシナリオ

 Upgrade Advisorの目的は、Windows VistaのHome Basic、Ultimateなどのエディションの中から顧客に適切なものを提示し、それらが顧客のコンピュータで動作するかどうかを判定することだ(顧客のコンピュータではWindows XP SP2が動作している必要がある)。このツールでは、コンピュータの使い方や用途がさまざまな「シナリオ」として分類されており、シナリオを選択することで、必要なVistaのエディションが分かるようになっている(シナリオには、「Simplify My Business(ビジネスの簡素化)」や「Premium Photo, Music and Movie Experience(写真、音楽、動画の優れたエクスペリエンス)」など幅広い用途が含まれている)。ユーザーがシナリオを選択すると、このツールはそれらをサポートするVistaのエディションを特定し、ユーザーの既存のハードウェアでそのエディションが利用できるかどうかを判定する。

 2006年5月にリリースされたUpgrade Advisorのβ版には、多くの制約がある。

Vista導入のシナリオを選択

 適切なシナリオを選択するのは難しい。BitLocker Drive Encryptionなどの重要な機能が明確に位置づけられておらず、一部のシナリオの定義が広すぎるためだ。例えば、BitLocker機能は、明らかに該当する「Security」シナリオではなく、「Simplify My Business」に含まれている。また、「Premium Photo, Music and Movie Experience」シナリオには、消費者によるコンピュータの幅広い使い方が網羅されているが、一般のユーザーが興味を持つものはその一部にすぎない。例えば、デジタル写真を扱うためにPCを使いたいと考えるユーザーは多いが、PCで音楽を聴いたり、映画を観たいというユーザーは多くない。全体的に、それぞれ機能セットが異なるさまざまなVistaのエディションがあることが、Upgrade Advisorの作業を複雑にしている。ほとんどのユーザーは、最も完全で高価なVista Ultimateが適切なエディションとして提示されるシナリオを選択することになるだろう。

Aero機能のサポートを判断

 β版は、Vistaの一部の機能については、その実行に必要なハードウェア要件をすべてチェックするわけではない。例えば、BitLocker Drive Encryption機能の実行にはTrusted Platform Module(TPM)が必要だが、β版は、ユーザーがBitLockerを含む「Simplify My Business」シナリオを選択している場合も含めて、システムにTPMが搭載されているかどうかをチェックしない。またβ版は、導入されている特定のTVチューナーカード(「Watch and Record TV(TVの視聴や録画)」シナリオで必要とされる)をVistaがサポートするかどうかを判定できない。

 だがUpgrade Advisorは、1つの重要な、判断しにくい問題に答えを出してくれる。それは、コンピュータのグラフィックスハードウェアが「Elegant User Experience with Windows Aero(Windows Aeroによる洗練されたユーザーエクスペリエンス)」というシナリオをサポートできるかどうかという問題だ。このツールはユーザーに、Aero機能がサポートされているかどうか、この機能を利用するために(メーカーからデバイスドライバを入手するなど)何か手を打たなければならないかどうかを知らせる。

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