Dellは、エンタープライズLinuxのビジネスを強化すると発表した。「Linux = Dell」という認知の確立、顧客満足度の向上を目指すという。
Dellは7月11日、エンタープライズLinuxのビジネスを強化すると発表、「Linux on Dell:新しいデファクトスタンダード」をスローガンに、「Linux = Dell」という認知の確立、顧客満足度の向上を目指すとした。まずはPowerEdge 1800/1850/2800/2850のほか、新世代の9GサーバPowerEdge 1950/2900/2950の計7製品で、Red Hat Enterprise Linux 4をバンドルした「Red Hat Enterprise Linux v4 Web Serverパッケージ」が用意される。
今回の発表では、サービス/サポート、セキュリティ、ソリューションという3つの側面から強化策が示された。上記の「Red Hat Enterprise Linux v4 Web Serverパッケージ」はこの皮切りで、今後、クラスタ構築パッケージ、データベース向け大規模システム構築をソリューションとして提供していくという。
サポートについては、両社が締結しているグローバルアライアンスに基づき、Red HatエンジニアがDellに常駐し、コンサルティングや情報共有を提供するほか、Linux情報を集めた専用サイトを立ち上げるなど、導入前・導入後のカバーをしようとしている。ただし、現時点では製品ラインアップのみのコンテンツとなっている。また、ソフトウェア電話サポートを24時間対応に、さらに最長で5年間となる延長オプションも新たに用意された。このほか、WindowsからLinuxへの移行期間やLinuxの新規OS導入期間をサポートするため、1年間のサブスクリプションサービスメニューも加わった。
セキュリティ面では、SELinuxを核としたシステム検証を、最新の「Del|EMC CX3 UltraScaleシリーズ」および第9世代「PowerEdgeシリーズ」においても実施していくという。
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